SBC設立の経緯と我々の考えをお伝えします

こんにちは、SBC代表の青井です。

受講生一人ひとりに行き届いた講義をしたいという思いからスタディグループの設立を決意しました。

はじめは一人で起ち上げる予定でしたが、これまでにつながったインストラクターの先生や受講生に講習の目的やカリキュラム、講義の仕方などを話したところ、数名から賛同を得られましたので、そのメンバーとともにスタディグループを発足することにしました。インストラクターの人数は受講生とほぼ同じにし、受講生一人ひとりに細かいところまで教えられる体制を整備。また、インストラクターを増やすことで休みをとりやすくし、休日を利用して他のスタディグループの講義やセミナーを受けられるようにしました。

技術よりも知識が先にあるべき

私が大切にしている考えのひとつに、「知識あっての技術」というものがあります。著名なドクターや歴史あるスタディグループでは素晴らしい講義がたくさん開催されていますが、インストラクターに成りたての頃は成功症例の紹介に留まり、治療の基礎となる考え方やメカニズムなどがわかりにくい講義をしていたように思います。講義後に「あの先生と同じようにやってみよう」と実践しようとしても、結局根本である基礎が理解できていないため、同じようにはできないのです。そこで、私は以前から歯科治療のなかでも特に重要性を感じていた歯周形成外科の基礎の習得を目的とした「SBC(Surgical Basic Course)」を作りました。

基礎(ベーシック)を押さえて歯科界のボトムアップに貢献したい

SBC設立当時は、歯周形成外科のベーシックを軸にしたスタディグループがなかったため、私は今まで行った講義や資料をまとめ文献などを参考にしつつ、そこにSBC独自のカリキュラムを加えて講習内容を組み立てました。

たとえば、予後の良い切開方法を教える際には、器具(メス)の引き方はもちろん、0.5mmズレるとなぜ治癒が遅くなるのか?といったメカニズム(理由)を教えるなど、根本的なことをしっかり落とし込む必要があります。ベーシックを押さえることで、ベテランの先生は復習だけでなく新たな発見もしていただけるでしょうし、新米ドクターは盤石な土台を築くことができスムーズに次のステップへと進むことができると思います。

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衛生士や歯科助手のスキルアップも必要

歯周外科処置のアシスタントは助手や衛生士が行うことが多いにもかかわらず、助手や衛生士に外科処置について教えるセミナーはありません。そのため私は参加対象を広げ、先生と一緒に助手や衛生士も参加できるようにしました。

助手や衛生士のアシスタントワークが向上するとドクターが気づかないところにも気づけるようになるなど、結果として医院全体の歯周外科処置のレベルアップが期待できます。また、普段助手と衛生士とのコミュニケーションを取る機会が少ないドクターからは、受講後にスタッフとの関係性が良好になったという話も聞きます。助手や衛生士も一緒に学べることはSBCの大きな特徴のひとつですからぜひ一緒に受講してみてください。

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サイトをご覧のドクターへ

講義はわかりやすさを重視し、トーク中心やホワイトボードを使ってひたすら説明するようなものではなく、症例写真などをスライドで見せながらその補足として説明する形式を採っています。

スタディグループに堅いイメージを持たれているドクターも多いと思いますが、SBCは違います。インストラクターが一方的に教えるようなワンマン講義には絶対にしたくありません。気になることがあれば講義中でもどんどん質問してもらって結構ですし、インストラクターも解釈のズレを感じた場合は積極的に指摘します。わからないままにしてしまっては、教える意味も半減してしまいますので、きちんと理解してもらうことを大切にしています。

また、講義後には毎回必ず1時間ほどお酒を酌み交わしながら受講生とインストラクターが交流できる「スコッチアワー」という懇親会のようなイベントを開催しています。講義中に聞けなかったことをインストラクターに質問できますし、他の先生や助手・衛生士との情報交換も行えます。もちろん、講義後でも不明点があれば電話やメールでの相談にも乗ります。お金はいりませんし、迷惑だとも思いません。何かの縁があってきてもらうわけですし、教える立場としての責任がありますのでこのくらいのフォローは当然だと思っています。

歯周形成外科の知識・技術を磨きたい先生、助手や歯科衛生士とコミュニケーションを深めたい先生、わからないことはとことん追究したい先生は、ぜひSBCを受講してみてください。ご参加を心よりお待ちしています。一緒に日本の歯科界を盛り上げていきましょう。

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SBC代表 青井良太

フィリピン、セブ島にトラックと歯科医師を送ろうプロジェクト

現在フィリピンのセブ島には台風30号(ヨランダ)の被災者がレイテ島のタクロバンから海軍の船で3000人以上避難して来ています。

避難所やタクロバンに物資を送るために現地法人ブルーコーラルの下釜宏氏が指揮を執り、自社のトラックやスタッフを動員して被災者に支援を行っています。
また、我々が避難所に往診に行く際にも避難所への案内とサポートを行っていただいています。

セブ島での歯科往診01

セブ島での歯科往診02

何トンもの物資を運んでいる為、トラックがそろそろ限界に来ています。

そこでトラックを提供することにより物資を運んだり現地のクリニックに人を運んだりといろいろな用途に使えると思います。中古で約20から30万ペソ。日本円で言うと46万から69万円だそうです。
また、日本から持って行くのは大変なので現地での歯ブラシなどの歯科用品の購入費に充てたいと考えています。

セブ島での歯科往診03

セブ島での歯科往診04

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